インターンシップ

東日本大震災で被災されました皆様に、あらためて心よりお見舞い申し上げます。
震災以来いつブログを再開したら良いのかずっと考えておりましたが、少しずつでも何かを発信していくことが大事なのでは?と考えこのブログも再開しようと思いますので、これからもよろしくお願い致します。

お久しぶりでした、技術のNです。
先週の5~7日に青森工業高校の生徒さん達がインターシップでいらっしゃいました。
1日目は午前中の生番組「おしゃべりハウス」を見学して、番組がどのように作られているかの雰囲気をつかんで貰い、午後は放送局の成り立ちや社会人としての基本的な知識などを学んで貰いました。

そして2日目は「親局」と呼ばれる五所川原にある一番大きい送信所へ見学に行ってきました。

山の上にあり、途中悪路もあるので少し気分が悪くなってしまった生徒さんもいました。
現在アナログテレビの送信所とデジタルテレビの送信所が並んで建っているのですが、アナログ送信所は今年7月24日で役目を終え、その後は取り壊されることが決まっているので、今年がアナログ送信所を見学できる最後の機会となりました。

実際に局舎の中に入ってみると、見たこともないような機械がぎっしり。皆さんとても興味を持って見学されてました。その後ピクニック気分でおいしいお弁当を食べて下山後レポートをまとめて貰いました。

インターンシップ最後となる3日目。この日は集大成として実際に生徒さん達で番組を製作してもらいました。こちらで仮想番組の台本を用意して、実際にアナウンサー達にも出演してもらいました。

5人のなかでそれぞれカメラマン、スイッチャー、音声と役割を決め、台本に沿って打合せをします。




カメラマンは台本に沿って何を(誰を)どのようなサイズで撮るか、台本に無い事が発生した場合でも臨機応変に対応することが求められます。

スタジオの上にある副調整室(通称:サブ)ではスイッチャーさんと音声さん

スイッチャーは番組の流れに沿って複数台あるカメラのうち、もっとも良いと思われるカメラを次々に切り替えていきます。場面転換の特殊効果を加えたりするのもスイッチャーの仕事です。


音声はそれぞれの音のレベルや音質を揃え、聞きやすいバランスに整えるのが主な仕事。ここぞという絶妙なタイミングでBGMを入れたりセンスが求められます。

皆さんそれぞれ考えながら試行錯誤し、なんとか1本の番組となりました。番組はすぐにDVDにして記念に持ち帰ってもらいました。ここでお見せできないのが残念です!
短い期間ではありましたが放送局というものがどのような仕組みで出来ているかおぼろげながらも理解してもらえたのではないかと思います。この中から将来の放送マンが生まれることを願っております。
たとえ他の仕事に就いたとしてもここでの経験を活かせてもらえれば幸いです。

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