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2023.5.10

約束は守られた 28年の歳月を超えたモンゴル大統領と⻘森の家族の絆

カテゴリー:報道特集

2021年6月に就任したモンゴルのフレルスフ大統領は、28年前の1994年夏、国際協力事業団(現・国際協力機構=JICA)の事業の一環で倉石村(現・五戸町)に暮す高村実俊(みとし)さんの自宅にホームステイしました。 わずか1週間ほどの滞在期間でしたが、当時26歳の青年だったフレルスフ大統領は、高村さん一家と家族のように打ち解けました。別れ際に、フレルスフ氏は自身の娘に年齢が近く、滞在期間中に可愛がり続けた高村さんの次女 智美さんに「いつかあなたをモンゴルに招待します」と約束を交わしました。 歳月が経ち、28年後の2022年…。フレルスフ大統領は当時の約束を守るため、日本の外務省を通じて高村さんとコンタクトを取ることに成功しました。コロナ禍で一度は招待を断った高村さんでしたが、フレルスフ大統領から再び招待を受け、この夏モンゴルの国民的祭典「ナーダム」の時期に合わせて5泊6日のモンゴル訪問を果たしました。日本とモンゴルの外交関係が樹立して50年となった2022年…。大統領と青森の一家の絆は、言葉の壁と国境を越えました。