今泉です。
新型コロナウイルスの問題はなかなか収束が見えず、
世の中には自粛ムードが漂っています。
私も、予定していた企画が、小中学校の一斉休校により
部活動も休止となったため、取材できなくなってしまいました。
そういえば、後輩アナウンサーに順番に夏休みを取ってもらっていたら
自分が休むタイミングを逃していたので、
これを機会に5日間の休みをいただくことにしました。
ですが…
青森テレビでは政府の行動自粛要請を受けて
社員の国内出張と旅行を自粛しています。
おとなしく家で過ごそうかと思っていたとき、
ふと思いついたのです。
そうだ、温泉に行こう。
東京でフリーアナウンサーだったころは
仕事が入らなかった日が休み、という状態だったので、
いきなり連休になるということがたびたびありました。
大抵平日で、急なので誰かを誘うわけにもいかず
私はよく一人で各地の温泉に泊まりで出かけていました。
箱根、熱海、伊東、草津、伊香保などなど…
関東近郊の有名な温泉地はだいたい行きました。
ですが、青森に帰ってきてからは突然休みになることもなく、
そこらじゅうで温泉に入れることもあり
一人温泉をしようと思うことは無くなっていたのでした。
出かけたのはこちら。
浅虫温泉です。
子どもの頃から何度となく訪れている場所ですが、
泊まったことは一度もありませんでした。
車でも行けますが、旅気分を出すために電車で行きました。
宿についたらさっそくお風呂へ直行。
浅虫温泉は刺激のないまろやかなお湯。
出たり入ったりしながら30分以上かけてゆっくり楽しみ
たっぷり汗をかきました。
部屋に戻ったらもちろんこれ。
明るいうちから飲むビールってどうしてこんなにおいしいんでしょう。
今ごろ後輩たちは頑張って働いているけど気にしない!(ごめんなさい)
そして最大のお楽しみ。
お手ごろな値段の一人旅プランだったのですが
メインは倉石牛のしゃぶしゃぶ。やわらかくておいしかったです。
一人温泉をする時のもっとも大事なポイントは
「夕食が部屋食かどうか」です。
広間や食事処だと、一人で食べているととても目立ちます。
部屋食なら、誰にも見られず自分のペースでいただくことができます。
青森の地酒を飲みながら料理を堪能しました。
お膳を片付けてもらったあとはひたすらだらだら。
wifiが使える部屋だったので持ち込んだタブレットで動画を見たり、
横になってテレビを見たりして
眠くなったら寝るという幸せ。
いつもの休日なら目覚ましをセットせず遅めに起きますが、
温泉旅館では早起きして朝風呂に入ります。
心身ともにさっぱりしたところで朝食。
関東の旅館だとだいたいアジの開きなんですが、サバ、ナガイモのとろろ、しょうが味噌おでん、リンゴのサラダなど郷土色豊かなメニュー。
中でも、貝焼き味噌は仲居さんがその場でふわふわに仕上げてくれました。
前日とはうって変わって、雨と風が強かったので
10時前にチェックアウトしてまっすぐ戻り、
11時過ぎには家に着いていました。
非日常からあっという間に日常へ。
結論。近場の一人温泉、とってもよかったです!
移動距離が短いので時間もかからないのですが、
それでも旅気分はしっかりと味わえました。
女将さんに聞いたら
やはり県外客は減ってしまっているものの
その分いつもより地元客が増えているんだそうです。
こんな機会でもなければ、浅虫温泉に泊まることもおそらく無かったでしょう。
一人温泉を思いついた自分を褒めたい気分です。
青森県は各地に温泉がありますが、
近場の温泉に泊まることはなかなか無いと思います。
一人だろうが二人だろうが、泊まりで温泉、いかがでしょう?